09.03.21 :: Vol.12 最終章
~と…夏以来ですから半年ぶりになりますか…本当にお久しぶりです。
そしてホームページのリニューアルが近い為、おそらくこれが最後になるであろう橘のひとり言です。もう書きません…無理です…
さて、ご存知かとは思いますが、急激に増えた需要にお答えするのもままならない状況がここ数ヶ月続いておりまして、文章を書くどころか大好きなゴルフにもいけないという悲惨な人生を送っております。
今年に入ってまだ3回しかコースに行ってないのですよ!(怒)
そんな中、狭くて顰蹙(ひんしゅく)を買っていた草加の事務所を、半年掛けてリフォームした東京足立のビルに移転させてしまいました。
このビル、賃貸ビルですが、大家さんの須賀様のご好意で私好みに全面リフォームさせていただきました。
こだわりやの私から見てもかなり満足度の高いものに仕上がっており、訪ねてくださった方が驚きの声をあげてくださることも多いのですが、そんな時、その声が非難や嘲笑かもしれないとは考えない超前向き人間の私は、秘かにニヤニヤ顎をなでてご満悦になっているのです。時々聞こえる、やり過ぎ、時期尚早という非難の声には
「メーカーはイメージが第一!」
「何を造るのにも手抜きは出来ない!それがクレイジーなのだ」
と声高々に対抗しております(汗)。
そんな個性的で一風変わったクレイジー城ですが、暇を見て是非一度遊びにいらして下さい。あなたの驚く声でニヤニヤできるのを楽しみにしていますから!
本丸から7Iフルショット位の場所に出城、第2サティアンも建設中で、こちらも今月一杯には完成する予定です。
いよいよ足場を固め、更に前進あるのみ…と決意も固まり、社員の結束も固まったということで、何だかカチンカチンになっているクレイジーです。
ん…?
私こういう文章書きましたっけ?
もう少しセンスを感じる文章かけないものですかね…
暫らくぶり、そして最後ということでお許しください。
そして更なるクレイジーということになるわけですが…
常に最善を目指す私達クレイジーは、本当の意味での最善とはやはりオーダーメイドになると考えています。
ゴルフスイングは千差万別、十人十色なわけですから、従来の選別方法が完璧であるはずがありません。
プレイヤー個々にタイミングがあるのなら、シャフトをそのタイミングに合わせてあげるのが最善であることは明白な事実だとは分かっているのですが、心の状態や技術レベルによって常に一定のタイミングで振るのが困難なのも事実。したがって、タイミングをシャフトに任せて体をシャフトに合わせていくという全く逆の方法を取らざるを得ないわけですが、やはり自分のタイミングで振ったほうが気持ちいいし、結果もいいはずなのです。
プレイヤー個々に完全に合わせる…究極のオーダーメイドシャフト、弊社が目標としている最善の姿ですが、それに掛かる時間とコストを考えると残念ながら今はまだ現実的だとは言えません。
現在シャフト業界ではR,S,Xという大雑把な分類を、6.4、6.9、7.4という数字で表すことで細分化し、更に振動数やトルク、曲線分布やしなり戻りのタイミング、使用されている素材の粘りや弾き、それに伴う打感など、重量と硬さだった従来に比べれば多くの選択肢の中から、様々な需要に応じて選べるようになってはきました。
後はこの選択肢の順列と組み合わせを自分に合うように並び替えられれば…
あまりコストを掛けずにできないものだろうか…
職人上がりではない私には不可能ではないように思えてしかたがなかったのです。
難題を押し付けるので、職人達は無知な私に困り果てていたかもしれません。
ところが、見つけちゃったのです!
フルオーダーメイドとはいかないまでも、イージーオーダーと呼んでも差し支えないような素晴しい物がこの世に存在したのです。
これを初めて体験した時の衝撃を、今でもはっきり覚えています。
「なにこれ!」
「うそ~!」
「すっげ~!」
少年に戻ったかのように驚きながら、私の心は躍っていました。
「何とかこの素晴しい物を、世の中に紹介してあげたい!これこそ個々の最善を求めるのに必要不可欠なものではないのだろうか…」
その後、多くの障害を乗り越え、私達クレイジーは「VDチップ」と呼ばれるこの商品の取り扱いを、発明者であり特許をお持ちになる「運動科学研究所」の清水定次先生直々に伝授していただき、「クレイジーVDチップフィッティング」として発表することを許されたのです。
あの石川遼選手も愛用するこの「VDチップ」、かつて「ソリッドコンタクト社」が扱っていたが、現在はその技術者も石川遼選手の父君の会社に引き抜かれたと聞いております。
この知られざるすばらしい技術をクレイジーが本家本元と共に完全復活させます。
「クレイジーVDチップフィッティング」
固有振動数を管理し、個々の最適なタイミングに合わせ共鳴させるという、ちょっと説明されても理解しづらいものですが、論より証拠、一度体験してみてください。
私が受けた衝撃がどんなものだったか…きっと分かっていただけると思います。
CBシリーズ、LYシリーズ、私達が最善と考えるこのシャフトを、このVDチップによって個々のプレイヤーにぴったりフィットさせる。
最高の素材をお客様の要望に合わせて調理する料理人、または最高の生地を大切なお客様の体に合わせて仕立てるデザイナーにでもなったような気分です。
また皆様の最善に一歩近づいたと、胸を張って宣言させていただくことで、私の長~い「ひとり言」最終回の締めくくりとさせていただきます。
ご挨拶:
「最善か無か…」を合言葉に、走り始めて早3年…、がむしゃらに走ってまいりましたが、信じられないことにまだ走り続けることを許されております。これからも㈱クレイジー、私を始め従業員一同、皆様の最善を追求し走り続ける所存でおります。何の後ろ盾も持たない私達が、こうして走り続けることができますのも皆様方からいただいた温かいご支援のおかげに他なりません。本当に感謝の気持ちで一杯です。私達クレイジーはその感謝の気持ちを原動力に、精一杯走り続けてまいりました。私達に寄せる皆様の期待の大きさをしっかり受け止め、その期待に応えることが出来る企業になれるよう努力していくことが、私達の進む道だと思い必死に頑張ってきたのです。気が付けば従業員の数も驚くほどに…大所帯になっても誰一人道に迷って迷子にならぬよう、これからのクレイジーは従業員一同手を?ぎ、励ましあいながら一歩一歩着実に歩みを重ねていけるよう、少し成長しなければいけないのかもしれません。と申しましても「最善か無か…」という私達の根本精神に何ら変わることは御座いません。最善を目指す私たちの姿が皆様に受け入れられたのだという事を忘れはしません。私たちの姿を見守っていてくださる皆様に、私達は決して皆様を裏切らないという事を固くお約束して、ご挨拶の終わりとさせていただきます。
これからも㈱クレイジーをどうぞよろしくお願いします。
株式会社クレイジー 代表取締役 橘 秀臣